新潟県村上市は、総面積の約85%が森林を占める新潟県内トップの木材生産地で、『村上木彫堆朱』など木を使った伝統工芸品の生産も盛んです。

そんな村上市の中等教育学校の生徒と若手林業関係者が、林業の大切さなどを伝えようと共同で制作した絵本が、新潟県立図書館に寄贈されました。

【読み聞かせ】
「たかしは思い切って言いました」
「佐藤さん!もっと山の木を大切にしてください!」
「私たちがきっている木は、もともと人が植えたものなんだよ」
「だから、自然を壊して木をきっているわけじゃないんだ」

“こどもの読書週間”にあわせて園児に読み聞かせが行われたのは、4月23日に新潟県立図書館へ寄贈された絵本『たかし 山へ行く』です。

この絵本は、林業の役割を知ってもらおうと、村上中等教育学校の生徒6人と地元の若手林業関係者が、約1年かけて共同で制作しました。

物語は、小学生のたかしくんが大工の祖父の元や製材所を訪ね、林業の大切さを学んでいくという内容で、生徒が丁寧に描いた挿絵には温かみもあります。

【読み聞かせを聞いた園児】
「人がちっちゃい木を植えて、めっちゃでっかくなったんだ」
「ぼくいつも木を大切にしてるから、ごみとか捨てないでお母さんに渡してる」

【絵本制作に携わった村上中等教育学校5年生】
「やっぱり森の大切さと、木はいろんな人たちの力があって育ってるっていうのを一番伝えたかったので、きょうの絵本の読み聞かせでみんなに伝えられてたらいいなって思っています」

絵本『たかし 山へ行く』は、新潟県立図書館へ3冊寄贈され、4月30日から一般に貸し出される予定です。