競歩2種目でアジア大会代表に内定した梅野倖子(23、LOCOK)が21日、所属するLOCOK陸上競技クラブの新体制発表会見に出席した。

会見のはじめ、梅野は元TBSアナウンサーで同クラブのゼネラルマネージャーを務める石井大裕氏(40)や1日付で監督に就任した岡田久美子氏(34)と共に登壇。「競技人生においての最大の目標は、やっぱりオリンピック、世界陸上でメダルを獲得することです。岡田さん、石井さんを頼りながらも、競技レベルアップを目指して、人として競技者として成長していきたいと思っています」と笑顔で意気込みを語った。

梅野にとって岡田新監督は「本当に憧れの存在、尊敬する存在」だという。昨年現役を引退した岡田監督は2018年のアジア大会(ジャカルタ)の20km競歩で銅メダルを獲得。五輪は3大会、世界陸上は6大会連続で代表入りするなど、長年に渡り女子競歩界を牽引してきた。日本記録保持者から指導を受けることが「本当に心強くて、嬉しくて、ありがたい。一緒に勝ち取った世界大会の舞台で、岡田さんのおかげですと胸を張って言えるような選手になっていきたい」と話した。

監督就任は岡田監督から逆オファーのかたちで実現したといい、日本の競歩界では女性の指導者が女性選手に指導することは珍しいことだという。「競歩っていうのはときには孤独な気持ちにもなりますし、そういったときに自分の経験を伝えるですとか、寄り添うといったところが本当に大事になってくる」と岡田監督。「女性としてより深く、男性の指導者より踏み込める部分があるかなと思っていますので、そこも丁寧に会話しながら彼女のサポートができればいいな」と自身の経験を生かした指導に努める。

梅野は新体制初の世界大会となる9月のアジア大会(愛知・名古屋)に向けて「目指すのはもちろん金メダル。最高目標はもちろん金メダルで、最低でも必ずメダル獲得を目標にして、9月まで準備していきたいと思っています」とメダル獲得へ強い意思を示した。

またハーフマラソン競歩とマラソン競歩、2種目でのチャレンジを期待されていることに関しては、いずれは2種目で結果を残したいとしつつも「今の力じゃまだ今回のアジアは(2種目をこなすのは)かなり厳しいし、とりあえず1種目に絞ってしっかり結果を残していく選手になろうと思ってるので」と出場競技は未定ながら、まずは堅実に結果を残すことを目指すという。

梅野は過去2回の世界陸上(23年・ブダペスト、25年・東京)やアジア大会(23年・杭州)に出場。2月・3月のハーフマラソン競歩・マラソン競歩日本選手権で共に優勝を果たし、2種目でアジア大会代表として内定している。前回出場の杭州大会では女子20㎞競歩で4位(1時間39分44秒)という成績を残した。

【第20回愛知・名古屋アジア大会/競技日程(予定)】
ハーフマラソン競歩 :9月23日 7時30分~
マラソン競歩:9月27日 7時30分~
※男子・女子同時スタート