21日、正午前、東京・文京区にある「東京ドームシティ」で、点検作業中だった20代の女性作業員がアトラクションに挟まれる事故がありました。作業員は心肺停止の状態で救助されましたが、死亡が確認されました。

喜入友浩キャスター
「事故のあった東京ドームシティです。夜になっても多くの消防車両がとまっています。規制線も敷かれていて、現場となったアトラクションの近くには多くの消防隊員の姿があります。ブルーシートもかけられていて、物々しい雰囲気となっています」

上空からも白く大きな屋根が目立つ東京ドームの隣り。事故は白昼、都心の複合施設で起こりました。

記者
「大勢の救急隊員が救出活動を行っています。現在も救出活動が続いているもようです」

事故があったのは、野球場やホテル、飲食店などが立ち並ぶ東京・文京区の「東京ドームシティ」。その中のジェットコースターや観覧車などがある「アトラクションズ」エリアです。

記者
「アトラクションにたくさんの消防、救急隊でしょうか、たくさんいます。シートが張られ、中の様子は見えませんが、救助活動が行われているようです」
「遊園地近くの道、多くの消防車両がつめかけています。現場は騒然としています」

119番通報があったのは、21日正午前のことでした。

119番通報
「遊具に体を挟まれている」

現場となったアトラクションは「フライングバルーン」。

定員は12人。中心の柱に沿って座席が回転しながら高さ8.5メートルまで上昇するなど、上下に動くアトラクションです。夜になると、ライトアップされた柱が鮮やかに周りを照らします。

フライングバルーンが営業を始めたのは2024年12月。まだ1年半も経っていません。

「東京ドームシティ」によると、21日は月に一度の点検日で、客の利用はありませんでした。

点検作業は従業員6人で実施。このうち、上村妃奈さん(24)は脚立に乗り、支柱の点検をしていたところ、遊具の最上部で停止していた座席が突然落下し、挟まれたということです。

上村さんの脚立を押さえていた女性には、けがはなかったそうです。

来園者
「私がここに来たときはブルーシートとか、そういうふうになっていて、いま見るとあそこ壊れてるのね。イスとイスの間あたりに2、3人、レスキュー隊の方々がいて、こうやって潜って作業していました。そして、後から東京消防の人たちがいっぱいここに走ってきました」
「きょう(21日)観覧車に乗りに来たが、ちょうど止まっちゃって。来たときぐらいに消防車とかパトカーがいっぱい来て、『何かあったのかな?』という感じ。(到着)12時半ぐらいですかね。(Q.パトカーどれぐらい来ていた)4台ぐらい」

記者
「遊園地では急遽、営業を取りやめました。動いていたはずの観覧車も、今はとまっています」

救助活動は難航しました。

記者
「いま、消防が大きなはさみでしょうか、なにかを切っているような作業がこちらから見えます」

消防がアトラクションの一部を壊し隙間をつくるなどして、午後5時前、上村さんは救助されました。

記者
「事故が起きてから5時間が経過し、消防隊員がブルーシートを持って階段を下りていきます」
「遊園地の方面から救急車が出てきました。東京ドームシティ遊園地から救急車が出てました」

上村さんは心肺停止の状態で病院に救急搬送されましたが、午後6時前、死亡が確認されました。

「東京ドームシティ」では、これまでにも事故が起こっています。

3年前の2023年、ジェットコースターが出発直後に地上25メートルほどの高さで緊急停止。乗客14人が取り残されました。

2011年には、回転式の小型コースターに乗っていた男性が高さおよそ8メートルの地点で投げ出され転落、死亡しました。

「安全性が…一見綺麗だが、『本当にしっかりしているのかな?』と、そういう懸念はきょう(21日)は感じた」
「地元の子どもたちも結構来る。遊びやすかったりもするので、事故が起きると影響がいろいろ出そうな気もする」

夜になっても警察による作業は続きました。

喜入友浩キャスター
「座席部分を支えるためでしょうか、支柱のようなものが設置されています。落ちてこないようにせき止めるものでしょうか。突っ張り棒のようなかたちで今、棒のようなものが設置されています」

「東京ドームシティ」は事故を受けて、当面、営業を休止するとしています。警視庁は事故の原因を詳しく調べています。