イラン情勢が混迷を深める中、イスラエル軍の元兵士が新潟市で講演を行いました。訴えたのは武力に頼らない平和のあり方です。

【ダニー・ネフセタイさん】
「イスラエルで私は受けた教育は、こういう教育でした。『国のため死ぬのは素晴らしい』これ「正しい」と思って18歳で入隊しました。でも、日本に来ていろんな気づきの中で、「これおかしい」と気づいて、疑問マークをつけて」

ダニー・ネフセタイさん。イスラエル空軍で3年間兵役に従事した元兵士です。日本へ移住後、戦争に対する考え方を改め、現在は平和に向けた講演活動を全国で行っています。

【ダニー・ネフセタイさん】「この機械は2つのことしかできない。人を殺す。そして物を破壊する。あとはなんにもできません。これを考えると、かっこいいか、いやそれほどかっこいいもんじゃありません」

イランに攻撃を仕掛けた母国イスラエルとアメリカを強く批判しました。
【ダニー・ネフセタイさん】「いくらマドゥロ(ベネズエラ大統領)が酷い人だったとしても、これアメリカにその国を攻撃して彼を変える権利はありません。イランもそう。アメリカとイスラエルに、そこに関わる権利はありません、一つもありません」

また、教育や環境次第で「被害者から加害者になるのは想像以上に簡単なことだ」と警鐘を鳴らしました。

【ダニー・ネフセタイさん】「私たちの責任は私が思うにね、近隣諸国は敵ではないと教えること。人間はみんな、肌の色、宗教、性別、民族、国籍を問わずに、みんな人間です。同じ人間です」

【講演を聞いた人は】「戦争がなぜ起こっていくのかというところがわかりやすく、やっぱり解決するには話し合いしかないと」

ネフセタイさんの言葉は多くの参加者に戦争と平和について改めて考える機会となったようです。