計画性の有無は? 分かれる専門家の見解

井上キャスター:
3月29日に見つかった通学用かばんについて、元神奈川県警の鳴海氏は「結希さんが自らかばんを移動したと偽装したかったのではないか。しかし逆に疑念を深めたのではないか」と話しています。
この場所にかばんを置くことで、結希さんが迷い込んでここに来たと攪乱させようとした可能性があります。
しかし、警察の目から見ると、「こんなところに子どもが1人で行くなんておかしいのではないか」とむしろ疑念を深めたということです。

そしてそれを裏付けるのが、3月24日〜25日、3月28日にかけて少なくとも3〜4日発見場所を捜索しているんです。ですがそこで見つからなかったものが29日に発見されました。
4月12日に見つかった履いていたとみられる靴については、鳴海氏は「奥まった場所に隠したかった。推測だが当初は靴だけでなく遺体が遺棄されていた可能性もあるのではないか」と話しています。
4月13日に見つかった遺体については、鳴海氏によると「発見を恐れ移動させた可能性。捜査が本格化する前かなり早い段階での実行か」ということです。
捜査が本格化していくと行動確認などもされているでしょうし、テレビカメラを含めて人の目がある中で、遺体を移動するというのはなかなか考えにくいですが…
TBS報道局 社会部 秋本 記者:
容疑者も捜索に参加していたということで、捜査が本格化する際には警察がある程度動向を把握していたと思います。
出水麻衣キャスター:
不自然なことがある人に対しては、捜索が打ち切られたと報じた後でも、誰かが行動把握を必ずするものなのでしょうか?
TBS報道局 社会部 秋本 記者:
いつからかはわからないですが、行方不明になってる子どもの親なので、行動は把握はしていたのではないかなと思います。
井上キャスター:
遺体を移動させるということは、そこで見つかるリスクは多分に考えられます。これに対して計画性があったのかどうかについて、専門家の見解も分かれていますが、どのように考えていますか?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
通学用かばんが出てきた場所と時期がかなり不自然だと思います。そのため捜索が始まっている段階で移動している可能性があるので、それをどういう意図でやっていたかっていうのが今回の事件の大きなポイントになってくると思います。
単に攪乱したかったのか、追い詰められて場所を変えたのかの解明がこれから重要になってくると思います。
井上キャスター:
容疑者の供述と客観的証拠のカメラなどの映像とをどう照らし合わせていくのか。
元神奈川県警の鳴海氏は今度の捜査について、結希さんがなぜ死亡し遺棄されたのかについて、安達容疑者の供述の裏付けとなる証拠探しを進めるということです。
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<プロフィール>
秋本壯樹
TBS報道局社会部 警察庁担当
殺人などの凶悪事件を取材してきた
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年














