仕事と私生活の充実した職場を目指す管理職、いわゆる“イクボス”のセミナーが青森県警察本部で開かれました。こうした労働環境改善の取り組みで、県警では男性職員の育児休暇取得が95%を超えました。

15日に開かれたイクボスセミナーは、オンライン参加を含めて署長や課長など、所属長級の警察職員約40人が受講しました。

“イクボス”は部下と自身の仕事と私生活を充実させる管理職のことで、県警は2016年から毎年セミナーを開いています。

講師を務めた、NPO法人「ファザーリング・ジャパン」の齊藤望 理事は、人口が減少するなかで充実した職場環境をつくるための業務の効率化を図る方法や、価値観の多様性を理解する大切さなどを説明しました。

ファザーリング・ジャパン 齊藤望 理事
「例えばスピード感を大事にする人と完璧主義者の方が同じグループにいた場合、どうしても完璧主義者の方は時間がかかる。そういう人たちが隣同士で仕事していたらぶつかる。そういうことを事前に知っておくことで、いろんな対策を立てられる」

県警によりますと、イクボスの取り組みをはじめた当初、育児休暇の取得率は男性が0.8%でしたが、昨年度は95.1%にまで上がりました。

受講した警察職員
「警察官は厳しい環境というイメージもあるが、ワークライフバランスに配慮して、イクボスも根付いてきて変化が出ていると感じる」

セミナーのあと、初めて受講した13人がイクボス宣言書に署名し、安田貴司 本部長が「活力あふれる職場環境をつくる」と宣言しました。

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