世界中でAIを活用した“人型ロボット”の開発競争が加速する中、日本で初めて“人型ロボット”ばかりを集めた展示会が開催されました。

なめらかな手首の動きが目を引くドリブルに、正確なフリースローまで。バスケットボール「Bリーグ」で披露されたのは、トヨタ自動車が開発した「CUE7」です。

現在、世界中で開発が加速しているAIを活用した“人型ロボット”。そんな最新の人型ロボットばかりを集めた展示会が15日、日本で初めて開かれました。

たとえば、サッカーをするロボットや、人の手の動きに合わせて動くロボットも。

中でも目立っていたのが、“人手不足の解消”を目指したロボット。こちらは冷蔵庫から飲み物を取り出し、そっと人に手渡しました。コンビニやスーパーなどで従業員の代わりとなることが期待されています。

来場者
「ロボットが渡してくれるというのは今までにない新鮮な感じがして、ちょっと面白みもありました」

さらに…

記者
「こちらのロボット、物流現場などで働くことを想定して、自分で考えて、ものを運んでいます」

大きなプラスチックケースを運ぶ人型ロボット。対象物や周囲の状況を自分で判断しながら動くことができるといいます。

すでに去年1000台以上売れていて、海外では製造業やサービス業の現場で活用が進んでいるということです。

Galbot 府川葵 副社長
「中国では実際工場に入ってたり、リテールの現場に入ったり、医療関係の現場だったり、もう全部働いてます」

実はこうした“人型ロボット”。2030年までには2倍以上の市場規模になるという予想もでています。

そもそも、なぜ人型である必要があるのでしょうか?

ヒューマノイドロボットEXPO 下田アトム事務局長
「人型だからこそできることは、たくさんあると思う。例えば工場の現場だったりとか、あらゆるものは人の身長など人を基準に作られてますので、人型の方が汎用性が高くて、最終的に普及する側面もあるのではないか」

“人型”であれば、「人に合わせて作られた環境にロボットのサイズや動きが適応しやすい」というのです。

“人間の世界”に溶け込み、働く“人型ロボット”。その存在感は高まり続けるばかりです。