学校は短縮授業に…児童への影響と、あるべきケアは?

井上キャスター:
では、地域・行政で子どもたちをどのように守っていけばいいのでしょうか。

学校は次のように対応しています。(京都・南丹市教育委員会によると)

▼13日 遺体発見
▼14日 臨時休校
▼15日~17日 給食までの短縮授業

児童の動揺・不安が高まっている中で、通常授業は困難と学校側が判断したということです。

実業家・インフルエンサー 岸谷蘭丸さん:
私がアメリカにいたときには、地域全体で何かがあったときにすぐに通知がくる「アンバーアラート」と呼ばれる仕組みはよく見ていたと思います。

例えば自然災害のストームがあったり、銃の事件があったりすると、緊急地震速報のように一気に全員の携帯に通知が来るんです。道路標識やテレビにも出て、全員に通知が行くので近隣住民は注意したり、最悪の場合は避難することがあります。

各国共通だと思いますが、子どもは社会において圧倒的に守られるべきで、絶対的な安全が確保されるべき存在だと思います。日本も技術が発展してきている中で「アンバーアラート」のようなものは取り入れてもいいのかなと思いました。

井上キャスター:
元スクールカウンセラーで臨床心理士の吉田美智子氏によると、4月は新学期に慣れるためストレスが高まる時期だということです。これは我々社会人もそうで、生活が変わることへのストレスは少なからず感じます。子どもは特にです。

親の動揺を子どもに見せないようにしている人も多いと思いますが、子どもはよく見ているので、どうしても伝わってしまいます。子ども同士で噂話をして、不安・恐怖が増大していくことがあるようです。

注意したいサインとしては、▼腹痛、▼倦怠感、▼不眠、▼無理に明るく振る舞う、▼イライラなどで、災害が起きた直後にも同じようなことがいわれます。

映像は自分が思っている以上に強いので、情報を取りに行くときと情報から離れるときを意識的につくって、無意識を潰していくことは大切なのかなという気がします。

出水麻衣キャスター:
知らないうちに不安などが蓄積していくと、体に変調をきたすことがあると思います。

学校の先生がスクールカウンセラーに話しに行ってもいいと思うんです。担任の先生にとってもこのような事態は今まで経験したことがないと思うので、先生も親御さんも周りに相談できる方がいるなら、心の内を少し外に出してみる工夫をしてほしいです。

井上キャスター:
話したい子どももいるでしょうし、話したくない子どももいると思います。一人ひとりにどう向き合うかが大切ですね。

実業家・インフルエンサー 岸谷蘭丸さん:
話せる人がいて、不安を話すだけでもすごく気持ちが和らぐと思いますし、コミュニティとしての助け合いのようなものはカウンセラーから生まれるとも思うので、一人ひとりのケアが大切になると思います。

また、学校に責任が集まらないといいなと思っています。先生方は、いろいろな責任を今でさえ背負っていると思う。私自身も教育に関わる中で先生という職業は責任が重いなと思っていて、そこに責任が集中しすぎないケアも同時にあるといいなと思います。

井上キャスター:
先生である前に、皆さん1人の人間ですものね。

臨床心理士の吉田氏は「大丈夫だよ」と声をかけ安心・安全を感じさせること、子どもと一緒にいる時間を増やすことが大切だとも話していました。

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<プロフィール>
秋本壯樹
TBS報道局社会部 警察庁担当
殺人などの凶悪事件を取材してきた

岸谷蘭丸さん
イタリア・ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立 教育・多様性などを発信