■MLB ドジャース 2ー1 メッツ(日本時間15日、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの山本由伸(27)が本拠地でのメッツ戦に今季4度目の先発登板に挑み、今季最長の7回2/3、104球を投げて、被安打4、奪三振7、四球1、失点1(自責1)と力投した。打線は1ー1の同点で迎えた8回にK.タッカー(29)の適時打で勝ち越しに成功。山本は勝ち負けはつかず、今季3勝目はお預けとなったがチームの逆転勝利に貢献した。
試合後、山本は「毎週工夫しながら少しずつ良くなっていたので、良い感じに投げていましたし、先頭打者にホームラン打たれてしまってすごく悔しかったですけど、何とか切り替えて投げ切りました」と振り返った。
その言葉通り、マウンド上での修正力が光った。「毎週どんどん感覚が良くなっています」と話す山本は1回、先頭のF.リンドーアに先制本塁打を浴びる苦しい立ち上がりも、その後は立て直し、6回まで安打を許さない力投を見せた。8回に連打を浴び2死一、三塁と走者を背負った場面で降板となったが、2人目・B.トライネン(37)が見事なリリーフで無失点に凌いだ。「スプリットがすごく良くなりましたし、セットポジションに入ってからも、空振りが取れるようなボールを投げられてたので、今年の中で一番いい感覚で投げられたと思います」。
さらに山本がこの試合で出した四球は1つ、今季登板した全4試合を振り返っても四死球4つと安定した投球が続いている。「去年の夏ぐらいから初球の入りだったり、その後のカウントの進め方っていうのをすごく工夫して、いろんな種類のボールを使いながらカウント取れているので、より自分らしい投球が出せてるかなと思います」と手応えを口にした山本。
配球に関しては「ピッチングコーチだったりと話し合いながら、相手のバッターの反応を見ながらやってます」と話し、「イニングの中でも少しずつ調子とかが変わっていくので、それを感じ取りながら、大きく調子を崩す前にちょっとずつ軌道修正しながら1人ずつ対戦しています」と冷静に語った。
8回の降板については「最後も行かせていただいたのは、すごく有難かったなと思いますし、(打順が)7番8番9番だったら何とかそこの3人で抑えたかった」と悔しさを滲ませた。それでも本拠地のファンから送られた労いの拍手には「最高だなと思います」と感謝の思いを言葉にした。
指揮官のD.ロバーツ監督(53)は「今の彼は、まさに球界のエリート投手の一人としての姿を確立していると思う」と山本を絶賛。さらに山本が投じたスプリットにも「これまで何度も素晴らしい登板を見てきたが、今夜のものは本当に良かった」と話した。
先頭弾を浴びたが、7回2死で二塁打を打たれるまで圧巻のパーフェクト投球。今後ノーヒットノーランの可能性に「達成できると思う。その能力、効率性、ストライクを投げる力、ソフトコンタクトに打ち取る技術、そして守備力など、ノーヒットノーランを達成するための要素を多く備えている選手が数人いるが、彼はその一人だ」と期待を膨らませた。














