山口県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているギフチョウを14日、周南市の小学生が育て、空に放ちました。

赤や青、オレンジ色の模様が鮮やかなギフチョウ。羽を広げると5センチほどで、この時期に現れることから「春の女神」とも呼ばれています。

ギフチョウは八代小学校の3、4年生が中心になって、卵から羽化するまで1年かけて育ててきました。八代小では環境保護について学んでもらおうと1990年から続けています。

今年は寒暖の差が激しく、例年より10日程度遅い今月始めから羽化したということです。児童が育てた10匹と、地元の守る会が育てた20匹が放されました。

4年生の児童
「お世話は大変だったけど、今の成虫のときを見てとても感動しました」

5年生の児童
「すごくかわいいし、放ちょうされたのでうれしいです」

本州の里山に広く分布するギフチョウは、山口県が最も西の生息地とされています。

県のレッドデータブックでは「ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い」絶滅危惧種に指定されています。

放した直後に卵を産みつけるチョウを見ることもできました。

八代のギフチョウを守る会 田島実顧問
「自然の大切さを生徒、児童たちに身につけてもらいたいのと心豊かになってもらいたいですね」

ギフチョウは長い距離は移動せず、2週間ほどで、次の世代に命をつなぐにということです。