福島県富岡町は、原発事故の影響で一時全町避難を余儀なくされ、15年が経った今もなお、一部の地域ではまだ避難指示が解除されていません。夜の森地区は、2023年4月に避難指示が解除されました。この夜の森では、地元の米粉を使ったおいしいスイーツが人気を集めています。
原発事故で避難 帰還を決意
一度は、誰もいなくなった場所に、甘い香りが漂っています。2023年夏にオープンした「バウムハウスヨノモリ」。

一層一層丁寧にバウムクーヘンを焼き上げているのは、代表の遠藤一善さんです。富岡町で生まれ育った遠藤さんは、一級建築士として故郷の街づくりに貢献してきました。しかし、震災と原発事故で、富岡町は全町避難を余儀なくされました。

代表・遠藤一善さん「正直、(避難で)川内村に行った時に3日、4日でまた戻ってきて自分のいろんな活動をしなきゃなと思っていた」
実際に夜の森地区の避難指示が解除されたのは、2023年4月。震災と原発事故から、12年が経っていました。その間も、遠藤さんは、たびたび町に戻り、住宅の診断などを行ってきました。
代表・遠藤一善さん「(町に)牛が普通にいて、半年ぐらいみんなで調査したが、何回思ってももう戻れないかなとは思っていた」
そんな遠藤さんでしたが、ふるさとに帰ることを決めました。
代表・遠藤一善さん「私自身、ここで生まれて育っているので、ここが故郷なので、夜の森ってすごくいいところなので、自分でも好きだったので、長い目になっても何かしなきゃなという風に思っていた」














