■ボクシング WBC世界バンタム級挑戦者決定戦 那須川天心(WBC2位) VSファン・フランシスコ・エストラーダ(WBC1位)(11日、東京・両国国技館)

WBC世界バンタム級2位・那須川天心(27、帝拳)と同級1位ファン・フランシスコ・エストラーダ(35、メキシコ)が対戦。那須川がエストラーダに9ラウンドTKO勝ち。5月2日に行われる王者・井上拓真(30、大橋)と挑戦者・井岡一翔(37、志成)によるタイトルマッチの勝者への、挑戦権を手にした。初の世界王座獲得へ王手をかけた。試合後のインタビューでは「リベンジの切符をつかんだので、リベンジしてみんなに応援してよかったと思われる選手に絶対なる」と力強く語った。

昨年11月、プロ8戦目で迎えた井上拓真とのWBC世界バンタム級王座決定戦では3-0で判定負け。チャンピオンベルトまであと一歩のところで初黒星を喫した。試合後、「負けてやめますはダサい、やり返します、必ず」と再起を誓った那須川。今回の相手は世界にその名を轟かせる元2階級制覇王者・エストラーダ。これがプロ9戦目の那須川に対し、エストラーダは50戦目とキャリアに大きな差がある一戦となった。

キックボクシングで42戦無敗、”神童”と呼ばれた男が積極的に攻め続け、百戦錬磨のエストラーダを追い込んでいく。すると10ラウンド開始を前にエストラーダが試合をあきらめ、那須川のTKO勝ち。再起戦を自身3度目となるKO勝ちで飾った。レジェンドとも称される大物を倒し、ボクサーとしての覚醒を知らしめた那須川。5月2日の世界戦、井上拓真と井岡一翔の勝者が手にするベルトを、その射程に捉えた。

【那須川天心の戦績】9戦 8 勝 1 敗(3KO)
【エストラーダの戦績】50戦45勝(28KO)5敗