神社などの修復を担う「宮大工」を育てる学科が、奈良県内の公立高校に新設されました。

 4月9日、奈良県大淀町の県立奈良南高校で行われた入学式。この学校には今年4月から宮大工や木造建築士など“未来の匠”を育てる「伝統建築科」が新設され、6人の新入生が一期生として入学しました。

 宮大工は神社などの建築・修繕を専門とし、くぎを使わない「木組み」の技術を駆使する職人です。

 近年、地震や台風などの災害で全国の寺や神社などで損壊などの被害が相次いでいて、修復を担う宮大工の不足が課題となっています。

 新設された学科では、現役の宮大工の指導を受けたり修復の現場を見学したりすることを通して必要な基礎を身につけることができるといいます。入学した生徒は…

 (新入生)「自分の曽祖父が宮大工をやっていて仕事を引き継いでほしいと言われていて。宮大工も大工もみんな減っていて、人出不足で困っている人たちがいっぱいいるので。人助けを考えて宮大工になろうかなと考えています」
 (保護者)「やっぱりまわりからも宮大工と聞いたら厳しい世界やと。その根性があるかという心配はありますけど、まあ…がんばれ!」

 学校によりますと、同様の学科は全国でほかに2校しかなく今回は3校目。関西でははじめての開設となります。