打撃の活性化と「埋もれていた逸材」の開花
まず注目したのは、打撃成績への影響です。
この春の熊本大会の全試合の通算打率は『.263』でした。昨春の『.250』と比較すると、1分3厘上昇しています。
特筆すべきは、DHとして起用された選手の成績です。
DH選手に限った大会通算打率『.321』
これは、大会全体の打率(.263)を大きく上回る数字で、これが大会通算打率を押し上げたとも言えそうです。
甲子園常連の熊本の強豪・九州学院の佐藤元哉選手(3年)は、その象徴的な例と言えます。
昨秋は「0打席」だった佐藤選手ですが、今春はDHとして全5試合に先発。15打数8安打4打点、打率.533という驚異的な数字を残し、大会中に7番だった打順が2番へと昇格しました 。
守備に課題があったとしても、バッティングでチームに貢献できる――。DH制は、これまでベンチに埋もれていた「打撃のスペシャリスト」に光を当てたのです 。














