1月1日に開催されるニューイヤー駅伝(第67回全日本実業団対抗駅伝)の記者会見が30日に行われ、前回優勝したHondaの青木涼真(25)、GMOインターネットグループで出場する大迫傑(31、Nike)らが出席した。8年ぶりの駅伝に出場する大迫は「駅伝なのでいつもと違った緊張感がありますね」と本番前の気持ちなどを明かした。
今大会ではGMOインターネットグループに“参画”する大迫は東京五輪マラソンで6位に入賞後、一度は引退したが今年2月に復帰を表明。6月にトラックの5000mで復帰すると、11月6日のニューヨークシティ・マラソンでは5位に食い込んだ。
今回3区でのエントリーとなった大迫は「8年ぶりということで、前回は日清食品で1区を走りましたがいい意味で忘れて挑みたい。ワクワクとした気持ちがありつつ、駅伝なのでいつもと違った緊張感があります。9月からプレイングディレクターで参加して、一丸となってやってきたので雰囲気のいいチームになってきたかと思います。向かい風になったら坂東選手が背が高いので、近くに来たらすぐに隠れたいですね(笑)」と久々の駅伝に向けて“作戦”も含め気持ちを明かした。
連覇を狙うHondaの青木は「攻めの走りをしていきたい。個人的には2大会連続2位なので、そろそろ区間賞をと周りから言われていますので、頑張りたいと思います」と意気込んだ。
東日本実業団駅伝でHondaを破り優勝した富士通は、キャプテンの坂東悠汰(26)が会見に出席し「前回は走れず、チームも12位で悔しい思いをした。大迫さんと同じ区間を走れて本当にうれしいですし、(大迫が後ろにきても)気にせず走れたらなと思います」と語った。
レースは群馬県庁駅前を発着地点とし、7区間全長100kmに渡るコースで行われ、全国6地区の予選を突破した全37チームで日本一が争われる。この日、安川電機が選手の新型コロナウイルス感染により、出場辞退を発表したため、レースは全36チームで行われる。