SNS上で最近よくあるという「野菜」と「ブロッコリー」の絵文字を使った投稿。実は、この「野菜」と「ブロッコリー」の絵文字はともに薬物の大麻を表していて、大麻の取り引きを持ちかける投稿なんです。いま、このような投稿から大麻に手を染める若者が急増しています。
記者
「極上野菜『ブロッコリー』。SNS上では大麻を示す隠語を使った投稿が溢れています」
乾燥大麻を意味する「ブロッコリー」。「ハチミツ」の絵文字は、大麻リキッドの隠語だといいます。「手押し」は「手渡し」。「地名」と「手押し」で、その場所で大麻を手渡しで取り引きすることを示しています。
記者
「ブロッコリーとハチミツの絵文字を入れてみました。たった39秒前にも、隠語を使った投稿が相次いでいます」
警察庁によりますと、去年、全国で大麻の所持や使用などの事件で摘発された人は6832人と、過去最多に。そのうち20代以下が7割以上を占め、若者に大麻が広がっているのです。
大麻の売人など入手先を知った方法については、4割以上が「インターネット経由」と回答し、このうち9割以上がSNSを通じたものでした。
警視庁薬物銃器対策課 河内良夫 課長
「こういう違法薬物をネットで密売する場合は、隠語だとか絵文字を使って表現することが多いです」
警視庁の薬物捜査部門のトップ・河内良夫課長。“絵文字”を使うことで、薬物に対する若者の心理的なハードルを下げる狙いがあると指摘します。
警視庁薬物銃器対策課 河内良夫 課長
「インターネットを見ると、大麻は煙草に比べて害がないとか、リラックスに効果的など、誤った情報が氾濫しています。警視庁としましては、若者の目に触れやすいということで非常に危機感を感じております」
ここ数年、SNSを通じた若年層の大麻の売買が後を絶ちません。
2023年に、さいたま市のアパートで18歳の高校生ら6人が乾燥大麻を所持したとして逮捕された事件。高校生らはSNSで客を募って、大麻を販売していたとみられています。
中学生の兄弟
「(Q.SNSでこういう投稿は見ますか?)たまに見ます」
「はい 見ます。最近、多いよね」
SNSで広がる大麻の取り引き。警視庁は、啓発動画を公開するなどして注意を呼びかけています。
警視庁薬物銃器対策課 河内良夫 課長
「春休みということで、繁華街やイベント等の集まり、また、海外旅行に行かれる予定の方も多いと思います。開放的な気分になると思いますが、薬物というのは恐ろしいもの、人生を破滅に追い込むものとして、簡単に誘いに乗らないことが重要です」
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