アメリカのトランプ大統領は国民向けに演説し、イランへの軍事作戦について「まもなくすべての軍事目標を達成する」と表明しました。事前告知までして行った演説の背景には何があるのでしょうか。
アメリカ トランプ大統領
「この4週間、我々は迅速かつ決定的で圧倒的な勝利を収めてきた。これほどまでの勝利は、これまで誰も目にしたことがないだろう」
日本時間きょう午前、イランでの軍事作戦についてアメリカ国民向けの演説を行ったトランプ大統領。イランの海軍や空軍、革命防衛隊などに大きな打撃を与えたと成果を誇りました。注目されたのは戦闘終結に向けた発言でしたが…
アメリカ トランプ大統領
「アメリカはまもなくすべての軍事目標を達成する。今後2週間から3週間のうちにイランに強烈な打撃を与え、彼らが本来あるべき場所、すなわち『石器時代』へと引き戻すつもりだ」
今後2週間から3週間、さらに激しい攻撃を行うとし、並行してイラン側との協議も進めると表明しました。
アメリカ トランプ大統領
「我々は主要な標的を注視している。(2~3週間の)期間中に合意が成立しなければ、イランのすべての発電所に対し、厳しい攻撃をするつもりだ」
結局、戦闘終結に向けた具体的な道筋は示しませんでした。
一方、イラン側は演説後、トランプ氏が破壊したとするミサイルで攻撃を行ったと主張しました。事前告知までして行われた今回の演説。背景には何があったのでしょうか。
ワシントン支局 守川雄一郎 記者
「演説の前日に、アメリカのガソリンスタンドの平均価格は1ガロン=4ドルを突破しました。この4ドルという価格は、アメリカ国民が値段の高騰を最も感じる数字だといわれています。いかにガソリンの高騰を気にしているのかということの表れだといえます」
また、トランプ氏の支持率はイラン攻撃後、下落していました。
ワシントン支局 守川雄一郎 記者
「演説の狙いは攻撃の正当性と、もうすぐ終わるんだということを強調して、国民の不安を少しでも払拭することにあったといえます」
しかし、「トランプ氏の狙い通りの効果はあらわれないだろう」と専門家は指摘します。
明海大学 小谷哲男 教授
「投げ出すような形で終わらせると中東の混乱、原油市場の混乱、これらの解決に一切道筋をつけていないという点に関しても、批判をする人たちというのはいると思います。実際には、原油価格は上がってしまったということですし、マーケットも問題の解決が見えないということで、より不安を感じたのではないか」
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