およそ1100年前の食事が現代によみがえりました。

学問の神様、菅原道真公の時代の食事が再現され、山口県防府市の防府天満宮にささげられました。
3月31日は菅原道真公の命日です。

防府天満宮では毎年「御正祭」として、道真公の時代の料理を再現し神前にささげています。

防府市の日本料理店の料理長、中島英晶さんが宮料理人として調理した22品を神職に手渡しました。

用意されたのはいずれも平安時代の料理を再現したものです。

「蘇」は乳製品で現代のチーズのようなものといいます。

「醤」は麦を発酵させたものでみその原型にあたります。

干しアワビなどの保存食も並びました。

まだ、砂糖やしょうゆはなく、煮炊きをする火力も調理器具も、現代とは全く違います。

当時の料理人の知恵や技に思いをはせながらの腕を振るったということです。

宮料理人役・中島英晶さん
「献立を見ても、今見てもすごいなっていうのは感じます。当時の方がいたら、もっとすばらしいものができたんだろうなと思います」

豪華な料理にはお酒も…と思いますが、記録によると道真公はあまりお酒を好まなかったそうです。

防府天満宮ではさまざまな研究結果を知って、道真公をしのんでほしいとしています。