学校のグラウンドに雷が落ちて生徒6人が病院に運ばれた事故をめぐり、学校が調査結果を明らかにしました。

 (学校法人帝塚山学園・冨岡将人理事長・学園長)「心からお見舞いとお詫びを申し上げたい」

 去年4月、奈良市にある帝塚山学園のグラウンドに雷が落ち、サッカー部の生徒ら男女6人が病院に運ばれ、男子生徒1人(15)がいまも意識不明の重体です。

 事故を受けて外部の弁護士などからなる調査委員会が原因などを調べ、3月30日に報告書が公表されました。

 それによりますと、別のクラブが事故前に雷の音に気づいて活動を切り上げていて、「落雷の予兆が全くなかったとはいえない」とし「事故以前に落雷事故防止を目的とした研修を行っていれば事故を防止できた可能性を否定できない」と結論づけました。

 また事故が起きた後の対応が属人的だったとして、「組織的な対応を可能にするような規程・マニュアルなどの整備やこれに基づく訓練がないことは学校の課題と言わざるを得ない」と指摘しました。

 学校側は、教職員や生徒に対して落雷に関する研修を行うほか、危機管理マニュアルを見直したいなどとしています。