2023年11月、札幌市で不正改造された車から外れたタイヤが当時4歳の女の子に直撃した事故で父親らは30日、車を運転していた男性らに対し3億円を超える損害賠償を求める訴えを起こしました。

女児の父親
「被害者としてこれ以上同じ状況が続くのは受け入れられない」

いまも病院で意識不明が続く女の子の父親です。落ち着いた口調ながらも深い失望感がうかがえます。

この事故は、2023年11月、札幌市西区で、不正改造された軽乗用車からタイヤが外れ、歩道を歩いていた当時4歳の女の子に直撃したものです。

父親は、女の子の入院費用などについて運転していた男性と車の持ち主の男性の2人に具体的な支払い計画を示すよう求めたものの、十分な対応が得られていないといいます。

そのため、父親らは30日、運転していた男性と車の持ち主の男性らに対し、3億円を超える損害賠償を求め、提訴に踏み切りました。

女児の父親
「誠意ある対応がなされることを信じて、一定の時間をかけて見守ってきたが、その状況は変わらなかった」

運転していた男性は、裁判で「もう運転する資格がない」と反省の弁を述べ、2025年4月、執行猶予付きの有罪判決を受けていました。

ところが、執行猶予の期間中に無免許運転を繰り返したとして、道路交通法違反の罪で3月3日、起訴されました。

女児の父親
「ニュースを聞いて残念だった。非常に無責任で(男性の)周りの期待を裏切る行為」

父親は、今回の訴訟を通じて、男性らが、自らの起こした事故に真摯に向き合うことを望んでいます。