静岡市は3月30日、市民が個別の避難計画を作成する「わたしの避難計画」事業で、2022年度から2024年度までに使用した地図について著作権を侵害していることが分かったと発表しました。地図の著作権をもつ民間企業と協議し、市が165万円の許諾料を支払うことで合意したということです。

市によりますと、2022年度から2024年度までの3年間、民間企業の地図を使用して作成された防災マップの一部を掲載した「わたしの避難計画」を、約27万4000部印刷し、配布していたということです。

防災マップの一部を掲載するにあたり、2022年度に市の担当者が企業に対して事前確認を行ったものの、電話での口頭の確認にとどまっていたため、地図の利用方法や利用範囲を文書で明確にできておらず、その結果、市と地図の権利者との間で認識に差が生じたことが原因だとしています。

2026年1月8日、地図の著作権をもつ企業側からの申し出により、著作権侵害が明らかになりました。

市と企業が協議し、企業側が市に対して過去の地図利用に関する事後的な利用許諾を行い、市が許諾料165万円を支払うことで合意したということです。

市は、今後、配布資料や市ホームページに掲載する地図・写真・イラストなどの著作物について、事業決裁の段階で利用条件を明確に記載するとともに、相手方との協議内容については必ず記録を残すなど、内部チェック体制の強化を図り、再発防止に努めるとしています。