「減税と給付」を組み合わせ?「給付付き税額控除」とは

そこで注目されているのが「給付付き税額控除」。一言でいえば「減税と給付」を組み合わせた制度です。

単純化して説明すると、高所得者は余裕があるので減税も給付もなし。仮に中所得以下の人が所得税から20万円が減税されるとします。もともとの所得税が30万円の人なら20万円減税されるので税負担は10万円に。10万円所得税を払っている人の場合は20万円分減税すると、10万円分は減税できないので、この10万円を給付。所得税を払っていない人は20万円が給付されるというイメージです。

制度を始めた目的や制度設計はさまざまですが、アメリカやカナダ、イギリスなどでは既に実施されています。カナダでは「消費税の還付」の目的で中低所得者を対象に行われていて、年収460万円以下で子どもが2人いる夫婦の世帯だと、確定申告すると年間22万円ほどを受け取れます(※来年度‧一時金含む)。