若松英輔さん「上皇后さまの翻訳は言葉たり得ないところまで引き受けている」

永瀬さんの命日である2月17日ごろ、毎年、赤磐市で朗読会などが開かれています。

今年は生誕120年を記念して、永瀬清子現代詩賞の選考委員も務める批評家の若松英輔さんが招かれました。

若松さんへのインタビューを動画で振り返りました。

(若松英輔さん)
「美智子さまの翻訳は素晴らしいですね。美智子さまご自身が、とっても詩的な精神を宿してらっしゃる方だから、とっても深いところから訳されてるのが印象的ですよね」

「詩の翻訳は、言葉を記号的に置き換えるだけではやっぱり難しくて、言葉たりえないところまで引き受けて翻訳なさっていることが、上皇后様の素晴らしいとこだと思うんです。

一つの創作だって言ってもいいぐらいだと思います、僕。もちろん翻訳なんだけども、翻訳ってのはやっぱり一つの創作なんですよね。

そういうことを促すぐらいの力が永瀬さんのあの詩には元々あるってことでしょう。それが素晴らしいと思う」