イランでは、イスラエルが民間の原子力関連施設や発電所などを攻撃しました。イラン側がサウジアラビアの空軍基地へ攻撃を行ったことも報じられていて、さらなる事態の悪化が懸念されます。
イランのアラグチ外相は27日、イラン最大級の製鉄所2か所や、民間の原子力関連施設、発電所を含むインフラ施設が攻撃されたと明かしました。イスラエルによる攻撃ではあるものの、アメリカと調整したうえでの攻撃だと主張しています。
アメリカのトランプ大統領は発電所などへの攻撃を4月6日まで再び延期すると表明していて、アラグチ外相は「外交交渉の期限と矛盾している」と強く非難しています。
一方、ロイター通信などは、サウジアラビアの空軍基地にイランのミサイルが着弾したと報じました。アメリカ軍の兵士12人が負傷し、うち2人が重傷だということです。
また、この日はイエメンの親イラン武装組織フーシ派が声明を出し、イランへの攻撃が続いた場合、「軍事介入」を行う用意があると警告しました。
声明では「イランなどへの敵対的な作戦を遂行するために紅海を利用することは許さない」としていて、紅海などでの攻撃を再開するおそれも指摘されています。
こうした事態を受け、ニューヨーク市場はアメリカとイランの停戦交渉に懐疑的な見方が広がり、WTI原油先物価格は一時、1バレル=100ドルに再び達しました。また、外国為替市場では「有事のドル買い」が進み、1ドル=160円の大台を突破しています。
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