三菱重工は西海市の大島造船所へ行っていた長崎造船所香焼工場の一部エリアの引き渡しをすべて完了したと、27日発表しました。

大島造船所への引き渡しが完了したのは、三菱重工長崎造船所香焼工場のおよそ4分の3にあたる新造船エリアです。

2社は去年3月に売買契約を結び、去年12月には「100万トンドック」と呼ばれる建造ドックや2区画の岸壁、大型クレーンなどの引き渡しを行っていました。

引き渡しの完了を受け三菱重工は「海上物流のさらなる発展および世界規模での環境負荷低減に貢献し、事業を持続的に発展させていく」とコメントを発表。

大島造船所は来年度からの中・小型船の建造開始を目指していて、「地域の方の理解を得ながら香焼でも事業を進めていきたい」としています。