「息子が生まれてからの記録がすべて無くなった」
4人目の証人は、伊豆山に住んでいた女性(45)です。
発災当時、夫(46)と息子2人、父(71)の5人で暮らしていました。当時、出先から急いで家に戻り、目の前で土砂が流れていく様子を目撃したといいます。
<女性(45)>
「息子たちがどろっとした泥を避けるような感じで走ってきました。足は泥だらけで靴は脱げていました。上の方でバキバキという音がしたと思ったら、家の中を土砂が突き抜けていました。目の前で家の1階が破壊されました」
命を落とした家族はいなかったものの、高校3年生と中学2年生の息子は心に深い傷を負いました。
<女性(45)>
「上の子は土砂を見て吐いたり取り乱したり大変でした。下の子はケロッとしていたと思っていましたが、夏休みを過ぎたら、何も話さず学校にも行かなくなってしまいました。息子が生まれてからの記録がすべて無くなったことが悔やまれますし、喪失感が大きいです」














