中東情勢の緊迫化による燃料価格の高騰は、宮崎県内の農家にも深刻な影響を与えています。
こうした中、JAみやざきは、ハウス栽培などに必要な重油の供給について、緊急支援対策を決定しました。
(廣末圭治記者)
「こちらの果樹園では、ビニールハウスでマンゴーを栽培していますが、それに欠かせないのが重油です」
宮崎市の横山果樹園では、およそ60アールのハウスで、毎年10トンの完熟マンゴーを生産していますが、ハウス内の温度を日中は28度、夜間は25度に保つため、収穫が終わる5月いっぱいまで重油でボイラーを稼働する必要があります。
(JAみやざき宮崎中央地区本部マンゴー部会 横山洋一会長)
「(重油で)温水を作って、こちらの配管を通してハウスの中に引き込み、(ハウスの中の)菅に温水を通してハウス全体を温めるという機械になる」
JAみやざきによりますと、2月ごろまで1リットルあたり120円台と高止まりしていた重油価格は、中東情勢の緊迫化により150円台まで高騰。
横山果樹園では、今月だけでおよそ40万円のコスト増が見込まれるなど、燃料高騰が重くのしかかっています。
(JAみやざき宮崎中央地区本部マンゴー部会 横山洋一会長)
「重油が高いからといって、重油の使用量を渋ると品質に直結するので、どうしても重油を削ることができない作物」
農家の厳しい現状を受け、JAみやざきは、27日、重油価格を抑えるための対策を行うと発表しました。
(JAみやざき 栗原俊朗組合長)
「農業でも重油を使って野菜果物を作っているので、少しでも農家が安心して農業ができるように支援していこうということで決めた」
JAみやざきは、3月から4月に出荷した重油に対し、1リットルあたり3円の価格対策を行うことで、国の対策とあわせて高騰前の120円台に抑えるとしています。
また、重油の供給についても、去年JAで購入した生産者分については、宮崎港にある石油基地を活用し、7月上旬まで安定供給を行う見込みだということです。
JAみやざきは、消費者にも重油の価格高騰を含む物価高に理解を示してほしいと呼びかけています。
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