防衛省は27日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」から射程およそ1600キロの長射程巡航ミサイル「トマホーク」を発射できるようになったと発表しました。

海上自衛隊のイージス艦の「ちょうかい」は、去年10月からアメリカで、射程およそ1600キロの長射程巡航ミサイル「トマホーク」を発射するために必要な改修や隊員の訓練をおこなってきました。

防衛省は27日、必要な改修などが終わり、「ちょうかい」から「トマホーク」の発射が可能になったと発表しました。

「ちょうかい」は今年の夏頃まで、実射試験などを通じて隊員の練度を高めたのち、9月中旬に長崎県・佐世保に帰港して任務に就く予定だということです。

海上自衛隊が、いわゆる「反撃能力」をもつのはこれが初めてです。

小泉防衛大臣は27日の記者会見で、意義を次のように述べました。

小泉進次郎 防衛大臣
「護衛艦『ちょうかい』がトマホーク発射能力を獲得したことは、こうした能力の獲得を通じ、我が国の抑止力・対処力の強化の早期実現に繋がるものであり、我が国への武力攻撃そのものの可能性を低下させる上で大きな意義があると考えています」

また、敵から武力攻撃を受けた場合に初めて行使される自衛のための必要最小限の防衛力だとしたうえで、「他国に脅威を与えるようなことはない」と強調しました。