ヤクルトからポスティングシステムでMLBのホワイトソックスに移籍した村上宗隆(26)が、憧れだったメジャーデビューを前に思いを語った。同時期に海を渡った岡本和真(29、ブルージェイズ)とは移籍先決定までの緊迫の時間に頻繁に連絡を取り合い、「傷の舐め合い」をしていたという裏話も。「これしか生きる術がない」という村上に“野球への覚悟”とメジャー1年目の意気込みを聞いた。(聞き手:元日本ハム・杉谷拳士さん)
「自分がちっぽけに感じた」
杉谷拳士さん:メジャーの環境はいかがですか?
村上宗隆選手:施設も整っていて、気候もめちゃくちゃ良くて最高です。
杉谷さん:英語はどうですか?
村上選手:なんとか通訳さんなしで自分でコミュニケーションが取れるように、必死にいろんな単語を並べて話したりしていて。チームメートもすごく優しくて、理解しようとしてくれますね。
杉谷さん:改めてメジャー挑戦に向けて、村上選手は今までどういった準備をしてきましたか?
村上選手:(メジャーでは)球が速くなるのは数字にも出てますし、その速い球に対してどうアプローチするかっていうのを11月、12月、1月と考えながらやっていました。何度かこっちで練習したことがあるので、こっちのBPの方のタイミングとかそれをイメージしながら、早めに投げてもらったり、自分が前に近づいていったりとか、そういったところから慣れていけるように準備をしてました。
杉谷さん:村上選手がメジャーを目指すきっかけになったのはいつごろですか?
村上選手:青木(宣親)さん(現ヤクルトGM)に誘っていただいて、18歳の時に自主トレでロサンゼルスに来て、ドジャースタジアムに行ったりとか、エンゼルスタジアムを見に行ったりとかした時ぐらいは薄っすら。まだ日本で結果を残してなかったですし、まずは日本で結果を残すことを考えてて。(2022年に)三冠王を取ったぐらいから明確に行きたいなという風には思いだしました。
杉谷さん:2023年にはWBCがあって、その時より身近に、それこそ大谷(翔平)選手を含めアメリカの選手とかと戦ってみて、当時なにか感じたことってありましたか?
村上選手:堂々としてましたね、皆さん。自信満々じゃないですけど、大谷選手を見た時に、自分を疑ってる感が一切なく野球をやってましたし。
杉谷さん:バッティングとかどうだった?初めて見た時の衝撃は。
村上選手:ビックリしましたね。みんな「すごいすごい」と言ってたんですけど、それの遥か倍すごかったですね。
杉谷さん:実際に大谷選手の後ろを打つってなった時に、心境的なものだったり、国際大会っていう重圧がかかってたりしてましたか。
村上選手:何か自分がちっぽけに感じたというか。
杉谷さん:それはないでしょ。ちっぽけに感じるってどんなことなの?
村上選手:まず、翔平さんはでけーっす。
杉谷さん:背中が?
村上選手:でかいです。打席に立ってる姿もでかいし。(当時の自分は)まだメンタル的には大人になりきれてないというか、自分をコントロールできてなかった部分はあったかなと思います。そこに技術も追いついてなかったんで、そういった意味で戸惑いはありましたけど。














