岸田総理は、秋葉復興大臣の後任に渡辺博道元復興大臣を起用する方針を明らかにしました。

岸田総理
「大臣が辞任したということについては、私自身の任命責任について、重く受け止めております」

岸田総理は、秋葉復興大臣から来年の通常国会での法案審議に影響がないよう辞任したいと申し出があり、それを認めたうえで、後任に渡辺博道元復興大臣を起用する方針を明らかにしました。

また、過去の差別的発言で批判を浴びている杉田水脈総務政務官も辞任すると明らかにしました。秋葉氏、杉田氏ともに、事実上の更迭です。

秋葉大臣は、自身の政治団体が母親と妻に事務所賃料としておよそ1400万円を支払っていたことなど、政治資金をめぐる問題が次々と発覚し、政府・与党内から辞任論が高まっていました。

杉田水脈総務大臣政務官
「信念を貫きたいと思う一方で、内閣の一員として迷惑をかけるわけにはいかないという思いもありまして、総合的に判断して、年末の節目ということで、このタイミングで辞表を提出いたしました」

一方、過去にLGBTなどの性的少数者について「生産性がない」などと主張し、野党から追及を受けていた杉田水脈総務大臣政務官が辞表を提出しました。そのうえで、杉田氏は「差別とかはしていない。私自身、差別とかは絶対にあってはいけないと思っている」と述べています。

後任には、総務官僚出身の長谷川淳二衆院議員が就任します。