心臓の移植手術について、余命1か月以内の患者の移植を最優先とする新たな選定基準が来月から始まります。
日本循環器学会によりますと、去年、国内では116例の心臓移植が行われましたが、移植を希望する患者の待機日数は6年程度と長期にわたっているということです。
これまでは原則、待機期間の長い人の心臓移植が優先されてきましたが、厚生労働省は去年、待機する患者のうち、余命1か月以内とされる60歳未満の人を最優先とするよう基準を見直しました。
見直しは、待機中に死亡するケースを減らすことが目的の1つで、新たな基準では、人工心臓を装着できない患者や、人工心臓をつけていても重篤な合併症が生じている患者などを優先することが想定されているということです。
患者の選定を行っている日本循環器学会はきょう会見を開き、この新たな基準の運用を来月1日から開始するとし、「フェアに、1人でも多くの移植医療を推進していきたい」と話していました。
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