トランプ氏が「ハルマゲドン」を? 米軍内で広がる“終末論”

トランプ政権で起きている異変はまだある。

イラン攻撃に関して指揮官が、宗教的な発言をしている。そう訴える電話やメールが今、兵士から相次いでいるという。

軍事宗教自由財団 マイケル・ワインスタイン 代表
「陸・海・空・海兵隊、宇宙軍という、アメリカの5つの軍すべてから連絡が来た。アメリカ本土だけでなく海外の軍事施設からもです」
「こんなことは一度もありませんでした」

こう語るのは、アメリカ軍の信教の自由を求める活動を20年以上続けているマイケル・ワインスタイン氏。

これは実際に届いたメールだという。

「指揮官が『トランプ大統領はイランで合図の火を灯し、ハルマゲドンを引き起こして、イエスの地上への再臨を告げるために選ばれた』と述べた」

「ハルマゲドン」とは、キリスト教福音派の一部が起きると信じている最終戦争のこと。福音派はトランプ氏の強固な支持基盤でもある。

アメリカの宗教と政治の関係に詳しい、立教大学の加藤喜之教授はこう解説する。

立教大学文学部キリスト教学科 加藤喜之 教授
「彼ら(福音派の一部)には特殊な『終末思想』がある。終わりの時にイスラエルを攻めてくる敵がいる。その敵軍の一つにペルシャ、すなわちイランが含まれている」
「最後の戦争でイスラエルを守るためにイランを攻撃することは、神の民として為すことだという解釈をとる一部の福音派がいる。福音派全体でとらえると6割いくかいかないか」

上官からの終末論的な発言などに関する相談は、イラン攻撃後、200件以上寄せられているという。

軍事宗教自由財団 マイケル・ワインスタイン 代表
「まるでタリバンやアルカイダ、『イスラム国』のキリスト教原理主義版です。それが今のアメリカ軍なのです」