「ほぼ真っ黒な状態」―中東派遣の裏側で開示されない自衛隊の活動実態

過去に法律の範囲内として、艦船を派遣したケースがある。

アメリカとイランの軍事的な緊張が高まった際、2020年に「情報収集活動」を名目として、護衛艦などを中東の周辺海域に派遣した。

しかし、布施氏は「この時の活動内容が今もわかっていない」と指摘する。

ジャーナリスト 布施祐仁氏
「このようにほぼ真っ黒な状態です」

布施氏は、この時の自衛隊の活動記録などを情報公開請求した。

だが、「全般行動概要」とされる内容や、活動をその後にどう活かすのか記したとみられる「初見・提言」がすべて黒塗りだった。

ジャーナリスト 布施祐仁氏
「自衛隊が派遣された地域というのは、リスクのある危険な地域だ。そういう場所に国家の命令で自衛官を送り出しておいて、主権者は自衛隊がどんな環境でどういう活動をしているのか知らされない、わからない状況というのは本来あってはならない」