厚木基地のヘリも前線に 日本の市街地を低空飛行で訓練 

在日米軍基地から派遣されているのは、艦船だけではない。

作戦に参加している駆逐艦で撮られたとされる写真には、ミサイルを運ぶ2人の兵士の後ろには、浮世絵のようなイラストが書かれたヘリの機体が写っている。

これは神奈川県の厚木基地を拠点とする「海洋ヘリコプター攻撃飛行隊」のマークで、この部隊もイラン攻撃に参加していることがわかった。

このヘリは日頃、横浜などの人口密集地を低空で飛行し、訓練している様子が確認されている。

在日米軍や自衛隊を取材しているジャーナリストの布施祐仁氏は、「アメリカの戦争に日本も巻き込まれる恐れがある」と警鐘を鳴らす。

ジャーナリスト 布施祐仁氏
「基地を米軍がどのように使うか、日本に情報が入ってこない。米軍基地を使って米軍がどういう行動をするのかというのは、日本国民は知る術がない状態。

アメリカは日本を拠点に、迅速にアジア、中東、アフリカまで部隊を展開できるような拠点として、日本の基地を位置づけている。日本の基地を使ってアメリカが日本の外でどこかの国を攻撃すれば、日本が攻撃を受けるリスクを負う。本来は主権国家として、そこをコントロールしなくてはいけない」

一方、自衛隊は今後、どのように関わる可能性があるのか。

高市総理は、首脳会談で艦船の派遣についてやり取りがあったことを認めた。

高市総理
「機微なやり取りではございますけれども、ホルムズ海峡の安全確保は非常に重要だということでございました。日本の法律の範囲内でできることと、できないことがあるので、これについては詳細にきっちりと説明をいたしました」

海上自衛隊ですべての艦船の運用を指揮していた香田洋二氏は、「戦闘が行われているホルムズ海峡には、今ある法律では艦船は出せない」と指摘した。

元自衛艦隊司令官 香田洋二氏
「高市総理は非常にクリアカット(明確)だった。法律を曲げてまで(艦船を)出せと、あるいは違う任務で(艦船を)出せということについては、これは前例を作ってはいけません。

前例以前の話として、国民が自衛隊を法律のもとでコントロールするという、健全なシビリアンコントロール(文民統制)に反することです」