先が見通せないまま予算可決の「海洋文化施設」事業
多くの大型事業が動き出す中、先行きが見通せないまま予算が可決された事業があります。それが清水港に計画される「海洋文化施設」です。

<植田麻瑚記者>
「海洋文化施設の建設予定地です。当初の計画では2026年4月にオープンする予定でしたが、現在も更地のまま手つかずの状態が続いています」
市が清水港で整備を予定している「海洋・地球総合ミュージアム」。海を生かした新たなにぎわいの拠点をつくるため、前の市長の肝いり事業としてスタートし2022年に民間の事業者が落札しました。
しかし、当初約240億円としていた総事業費は、物価高騰の影響で70億円以上膨らむ見込みとなり、事業者は3月中に規模を縮小するなどの見直し案を示すとしています。
<まちの人>
「他の施設もそうですよね、どんどん値上がりして。造った方がいいと思いますけどね」
「三保の水族館がつぶれちゃってからそういう施設がなくなっちゃって寂しいなと思っていたので、できるのは嬉しいです」
「この辺は低地で水没しちゃうのでそこは心配かな」
関係者によりますと、これまでに事業者が提示した金額と市が追加で負担できる金額には約25億円の差があり、検討が進められているものの、溝は埋まっていないといいます。
設計費など約4億円は当初予算に盛り込まれ可決されましたが、事業そのものの実現性が見いだせない中、予算が有効に活用されるのかは不透明です。
<難波市長>
「推進することを前提に進めていますので、予算はちゃんと計上したうえで3月中に決めて、その結果を議会にしっかり説明して、これからどうするかですね」
Q. 来週定例会見がありますが、そこで発表できそうですか?
「3月31日でしょうね」
難波市長は「市として事業を成立させることを前提に調整している」と述べました。














