病児と家族を社会全体で支えたい
遺族としての葛藤を経て、小川さんは闘病家族を取り巻く社会の仕組みの限界も痛感していました。
「闘病する家族は、見えないお金がすごく出ていくんですよ。特にお母さんお父さんとも働いていた家庭だと、どちらかが一人付きっ切りになって働けなくなる。そうなると収入がぐんと下がりますよね。そこをケアする制度、支援する制度が整ってるのかって言われると、日本はすごくそれが弱いと私は感じていて」
病気と闘う子どもと、その家族を社会全体で支えるために。小川さんは3月下旬から、経済的な支援を求める全国規模での署名活動をスタートさせます。
「原点は当初から変わらず、私の娘。でも活動当初と気持ちが変わったなって自分で思うのは、私は子どもを亡くしたご家族や、今闘病支えている家族の希望になりたいという思いが、今活動を通して感じているんですよね」
悲しみをエネルギーに変えて。
亡き娘が残してくれた思いを胸に、小川さんはきょうも、誰かの希望になるための歩みを続けています。(取材 比嘉チハル)














