企業が労働組合に対し、賃上げなどの回答を行う春闘の集中回答日。大企業からは、ことしも「満額回答」が相次ぎました。企業が賃上げに応じる背景にある、厳しい「人材争奪戦」の実情を取材しました。
春闘“満額”回答ずらり 裏に人材争奪戦
物価高が続く中、私たちの暮らしを左右する賃上げ。その行方を占う「春闘」の集中回答日を迎えました。

記者
「たくさんの報道陣が見守る中、次々と春闘の回答が書き込まれていきます」

ホワイトボードに書き込まれた数字を見ると、日立は満額回答でベースアップは過去最高となる1万8000円に。トヨタ自動車は6年連続の満額回答で最大で月2万1580円の賃上げを決定しました。
また、流通や外食・製造業の労働組合が加盟するUAゼンセンの会場でも満額回答がずらり。
2026年も大企業を中心に2025年を上回る賃上げが相次ぎました。
イランをめぐる情勢など、先が見通せない中でも高水準の賃上げに応じた大企業。
その背景に何があるのでしょうか?

日本商工会議所 小林健 会頭
「企業の存続を考えたら人をキープしなければいけない。そのためには賃上げをしなければいけない。嫌々、死ぬ思いで賃上げをするという人(経営者)も結構いるが、それでも賃上げをする。したがって賃上げということで言えば“前向きな回答”が出てくる」














