中国とベトナムが、外務・国防・公安を担当する閣僚による協議「3プラス3」を初めて開催し、安全保障をはじめとした分野で両国の協力を強化する方針を確認しました。
中国外務省によりますと、「3プラス3」は16日ベトナムのハノイで開かれ中国からは王毅外相、董軍国防相、王小洪公安相が、ベトナムからは、レ・ホアイ・チュン外相らが出席しました。
王毅外相はイランへの軍事攻撃を続けるアメリカを念頭に「現在の世界情勢は混乱と変化が入り混じり、一方的な覇権主義の振る舞いが激しさを増していると」指摘。
「両国は国際問題や地域の問題について戦略的な意思疎通を展開しそれぞれの国の発展にとってより有利な国際環境を醸成していく必要がある」と呼びかけました。また、董軍国防相は「中国はベトナムとともに軍事・安全保障面での相互信頼を増進させ、協力分野をさらに拡大することを望む」と述べたほか、王小洪公安相はオンライン賭博や特殊詐欺などの取り締まりで両国が協力する仕組みを整える必要があるとする考えを示しました。これに対し、ベトナム側は「各分野における協力を進め多国間での調整と連携を緊密にすることで、両国の包括的戦略パートナーシップを高い水準へと引き上げたい」と応じたということです。
王毅外相らはベトナムの最高指導者である共産党のトー・ラム書記長とも面会しました。
このなかで、トー・ラム書記長は「3プラス3」について「両国が手を携えて発展と振興を推進し、共通の課題に対処するという明確なメッセージを発信した」と評価したということです。
去年4月には習近平国家主席がベトナムを訪問し経済関係を強化する方針を確認しましたが、中国としては安全保障や国境の治安維持の分野でも両国の協力を強化していきたい思惑があります。
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