旭山動物園で妻の遺体を焼却炉で損壊した疑いで逮捕された職員の男が、犯行後も、時折笑顔で勤務する様子をJNNのカメラが捉えていました。

午前9時、事務所に始業のチャイムが鳴ります。映像は、犯行後も職場に勤務する鈴木達也容疑者(33)です。旭山動物園で、毎日行われている「朝のミーティング」。その日の動物園の予定がスタッフに共有されます。

「園内の視察があり、園内を回ります」

鈴木容疑者は3月31日ごろ、妻の由衣さんの遺体を園内で焼却するなど損壊した疑いが持たれていますが、犯行の6日後=先月6日の映像で、鈴木容疑者は時折、笑顔も見せています。

これまでの捜査本部の調べに「間違いありません」と容疑を認めているということで、動物園の焼却炉からは由衣さんの遺体の一部が見つかっています。

また、逮捕前の任意の調べに「動物園の営業時間外の夜間に遺体を遺棄した」との趣旨の話をしているということです。

そして、焼却炉では、事件の後、複数の動物の死がいが焼かれていたことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。

大学時代、同じサークルに所属し交際していたという鈴木容疑者と由衣さん。当時のサークルのプロフィールブックには、由衣さんの書き込みが残されています。

妻・由衣さんの書き込み(大学当時)
「好きな人いる?→YES」
「付きあってる?→YES」
「家庭はきっと明るくにぎやかになるでしょう」

そんな由衣さんの親族からの警察への相談で事件が発覚したのが先月23日。

記者
「男性の自宅とみられる場所には、白い防護服を着た捜査員が集まり、敷地内を調べる様子が確認できます」

警察はその3日後から、鈴木容疑者の自宅の捜索を始めました。

近所の人
「庭で焼き肉やバーベキューをしてた。仲いいよ。友達を呼んでワーッとやる人だから」
「仲がよさそうでしたよ。(最近)犬の散歩してないからあれって」
「(鈴木容疑者が)飼っている犬が3月まで家の中でほえていた。そのあと聞こえなくなった」
「4月7日に『母さん(妻)は?』と聞いたら、(鈴木容疑者は)『東京に行った』と。(その7日ほどあとに)『まだ帰ってこないのかい?あんた噓ついてるんじゃないの?病院に入院してるんじゃないの?』って。(鈴木容疑者は)『いや、そんなことないよ』って。(いつもより)なんか暗そうな、私の顔を見なかったし目をそらした」

任意の調べの段階で殺害をほのめかす話もしていた鈴木容疑者。由衣さんは、鈴木容疑者から「残らないよう燃やし尽くしてやる」などと脅されていたと親族に相談していました。

鈴木容疑者の逮捕前、立ち入りが制限された鈴木容疑者の自宅の敷地内には、真新しい花束が置かれていました。