日米首脳会談でトランプ氏が要求の可能性も「今回は国際社会全体が冷たい」

19日に予定される日米首脳会談。元外務事務次官の薮中三十二さんは、ホルムズ海峡がらみで、何か要求される可能性を指摘します。

元外務事務次官 薮中三十二さん
「日本が一番あそこ(中東)の原油に頼ってるだろうと。『ホルムズ海峡で俺が色々やっているんだから、日本ももう少しヘルプしろ』と言われる可能性はある」

現に、トランプ大統領は14日、「ホルムズ海峡での安全な航行のため、日本・イギリス・中国などが艦船を派遣することを期待する」とSNSに投稿したのです。

一方で、藪中さんは、今回は国際社会の合意がないことで、これまでの戦争とは大きく事情が異なるといいます。

元外務事務次官 薮中三十二さん
「湾岸戦争の時とか色々あった時には、国際社会全体で『これはクウェート侵攻したイラクが悪い。さあ日本もやってくれよ』と。イラク侵攻の時には、小泉さんが『アメリカと一緒にやるんだ』とサポートした。今回は、国際社会全体が冷たい、アメリカおよびイスラエルに対して。日本としては先頭切って(石油の)備蓄放出もした。その辺でいいと思う」

そして藪中さんは、今後の世界のためには、大局的視点から日本が国際社会に訴えかける重要性を強調します。

元外務事務次官 薮中三十二さん
「(トランプ氏に)正面から言うのが得策かどうか、その判断。世界が今、法による支配から力による支配という世界に飛び込んでしまっている。そこで日本は、『そうは言っても法による支配だ』とあらゆる機会に言わなければいけない」

今回、トランプ氏が主導する形で始まったイランでの戦争。日本の対応が改めて問われています。