松野官房長官は、22日から25日にかけ、中国海警局の船舶による過去最長時間の領海侵入があったことなどについて「極めて深刻だ」として、引き続き毅然と対応していく考えを強調しました。

松野官房長官
「22日から25日にかけての領海侵入時間は72時間45分にわたり、過去最長となりました」

沖縄県の尖閣諸島周辺で、今月22日に中国海警局の船2隻が日本の領海内に侵入し、連続侵入時間がこれまで最長だった64時間17分を超えました。

松野官房長官は会見で「こうした領海侵入や接続水域内での航行といった活動が相次いでいることは極めて深刻に考えている」と述べました。

その上で、政府として海上保安庁の巡視船による領海からの退去要求や、進路規制などの実施、外交ルートでの厳重な抗議によって引き続き毅然と対応していくとの考えを改めて示しました。