東日本大震災から15年。津波で父が行方不明になった少年が、15年の時を経て語ってくれた父への思いと災害への備えとは。

震災で甚大な被害を受けた、岩手県陸前高田市。

震災のあと、街は高さ12メートルの防波堤に囲まれました。今でも、震災の恐ろしさを伝えるため、数多くの震災遺構が残されています。

陸前高田市で農業を営む吉田凛之介さん(29)。吉田さんと初めて会ったのは、15年前の名古屋でした。

当時、名古屋市は震災で修学旅行に行けなかった中学生のために、市民から寄付金を募り、2泊3日の日程で名古屋市へ招待。その中にいたのが、吉田さんです。

野球部のエースだった吉田さんが任されたのは、ナゴヤドームでの始球式。

(吉田凛之介さん 当時中学3年)
「プロを目指して、この場に立てるように頑張りたい」

その吉田さんは今…