地理も数学も「英語だらけ」の中高生

学校の授業も変わりつつあります。

私立の「帝京中学校」(東京・板橋区)で、1年生の地理の授業をのぞくと…

生徒:
「This is Nikko Toshogu in 1617.」(こちらは1617年に建てられた日光東照宮です)

地理なのに英語で話す生徒たち。これは、生徒たちが調べた日本各地の文化を“英語で発表”する授業で、私立を中心に増えている【インターナショナルコース】の取り組みです。

教室には先生が3人。英語で社会を教える外国人、日本語でサポートをする日本人、さらに英語のより良い使い方をアドバイスする外国人の先生たちが、役割分担して日本の教科書の内容を英語で教えているのです。

インターナショナルコース主任・関 陽平先生:
「日本のカリキュラムをしっかり学んだ上で英語以外の教科も英語で学ぶというのは、“進路やキャリアを広げるきっかけになる”

コースは中高一貫で、中学では週2回・数学と社会の授業、高校では週4日・数学や西洋文化史などの授業を英語で教えています。

高校2年生にもなると英語の問いかけにも、流ちょうな英語で返すように。映画を観る時は“音声も字幕も英語”という女子生徒は「リスニングとか読む力とか、その単語を調べたりできる」

ちなみに、1年間の学費は約70万円(入学金などは別)と、都内の私立中学・高校とほぼ同じです。

帝京高校生徒の保護者:
「学校の中だけで“耳が育つ”。普通の高校ではできない経験なので学費に対してはお得」

帝京中学生徒の保護者:
「私は英語でうまく会話ができないのがすごくコンプレックス。“もっともっとコミュニケーションを取っていい”と子どもたちにわかってほしい」

学校側にも英語に力を入れる理由があるといいます。

インターナショナルコース主任・関 陽平先生:
「かつてはスポーツに力を入れて生徒を募集する時期があったが、学校教育の無償化や少子化もあって私立の競争がすごく激しくなっている。その中で一つの武器としての英語」

(THE TIME,2026年3月10日放送より)