あいまいな基準の中 “断る”という決断

その結果、作田さんたちが直面したのは「助けを求める全ての声には応えられない」という受け入れがたい現実でした。

作田 副課長「断るしかない。救急車、消防車が出尽くしている。でも鳴りやまぬ通報が入ってくる」

そうした極限の状態で選択したのが『コールトリアージ』。

通報に優先順位を決め対応することです。

しかし、当時はまだ通報を選別する基準が明確には定められていませんでした。

作田 副課長「お断りをせざるを得なかったという部分に関しては、大きな葛藤、無力感。やはり、そういう局面に立たされたということが本当に辛かったですね」