トランプ大統領の言動に金融市場も振り回されています。きのう、一時4000円以上値下がりした日経平均株価ですが、きょうは一転、大幅な値上がりとなりました。原油価格の乱高下にガソリンスタンドも困惑しています。

きょうの東京株式市場で日経平均株価は一時1900円以上値上がりしました。

きっかけは、トランプ大統領の「戦争はほぼ完全に終結した」との発言です。

中東の混乱が早期に収束するとの期待感から、原油の先物価格が急落し、安心感が広がったためです。

しかし、ガソリンスタンドでは…

「急激に上がり過ぎている。困るどころじゃない。日本は何でもかんでも自分の国で何もできないのが歯がゆい感じ。買うしかないので」

こちらの店では、きのうまで1リットル=162円だったレギュラーガソリンの価格を一気に10円引き上げ、172円に値上げしました。

来週以降の価格について、きのうは「200円突破します」との張り紙を出しましたが…

西綾瀬サービスステーション 三枝直樹 店長
「日替わりメニューと呼んでいる。今日はこっちだよ、明日はこっちだよ」

きょうは一転、「190円台でおさまる?」との新たな張り紙が。

「190円になっちゃう。これがまた来週200円?ちょっときつい。下がるのが遅いんだよ。上がるのは早いけど」
「あまり(車に)乗らないようにするしかないかと考えちゃう」

日本経済を大きく揺さぶる原油価格。

きのう夜行われたG7財務相会合は、「石油の備蓄放出などを含む必要な措置を講じる用意がある」との共同声明を公表しました。

国はいま、北海道から鹿児島まで10か所の石油備蓄基地を保有し、借り上げた民間のタンクもあわせると、254日分の石油を備蓄しています。

備蓄石油の放出について、赤沢経済産業大臣は先ほど…

赤沢亮正 経済産業大臣
「今後の具体的な対応については引き続き議論中でありますが、IEA加盟国による備蓄の協調放出、これは国際市場の安定化に向けて有効な手段であると考えております」

政府関係者によりますと、「各国との協調放出も、日本単独でも石油備蓄の放出はあり得る」として準備しているといいます。

今夜、G7のエネルギー担当大臣会合が開かれ、石油の備蓄放出やエネルギー問題について話し合われる方針です。