2023年最初の日本一決定戦、ニューイヤー駅伝が1日、群馬県で行われ、全国から集まった全36チーム(安川電機が出場辞退)が頂点を目指しスタートを切った。群馬県庁駅前を発着地点とし、7区間全長100kmに渡る舞台で日本一へ、全身全霊想いを込めてタスキをつなぐ。
5区(15.8km)でこの日初めてトップでタスキを受けたHondaは、東京五輪、世界陸上代表(3000m障害)の青木涼真(25)が首位をキープし、その後ろにトヨタ自動車の丸山竜也(28)が付いていった。10km付近では6位から順位を上げてきた富士通の塩尻和也(26)がその丸山を捉え、2位集団を引っ張る展開に。先頭の青木は終盤も安定した走りを続けると、後続との差を34秒に広げ一度もトップを譲らず6区の中山顕(25)につなぎ、区間賞を手にした。2位グループは15km付近でGMOインターネットグループ、千葉大大学院卒のランナー今江勇人(24)が塩尻に並ぶと、ゴール手前で抜き去り2位でタスキを渡した。
区間賞の青木は「過去2回2位で(周囲に)そろそろ取れと言われたので安心しています」と笑顔。「差を広げるという役割と区間賞をとることができたんですけど、目標としていた区間新には届かなかったので90点くらい」と自身の走りを評価した。
■5区(15.8km)太田市役所~桐生市役所
★区間賞 青木 涼真(Honda)45分47秒
※左から通過順位、チーム名(選手)、トップとの差
1 Honda(青木 涼真)0:00
2 GMOインターネットグループ(今江 勇人)0:34
3 富士通(塩尻 和也)0:38
4 トヨタ自動車(丸山 竜也)0:41
5 三菱重工(山下 一貴)0:55
6 SGホールディングス(川端 千都)0:56
7 SUBARU(清水 歓太)1:50
8 中電工(二岡 康平)1:52
9 黒崎播磨(土井 大輔)1:57
10 Kao(平 和真)2:15
11 日立物流(前田 将太)2:26
12 旭化成( 小野 知大)2:33
13 トヨタ紡織(小野寺 悠)2:39
14 JR東日本(竹井 祐貴)3:19
15 ヤクルト(鎌田 航生)3:26
16 トヨタ自動車九州(大城 義己)3:30
17 マツダ(定方 駿)3:34
18 サンベルクス(折居 卓哉)3:44
19 中国電力(清谷 匠)3:53
20 NTT西日本(北﨑 拓矢)4:09
21 コニカミノルタ(米満 怜)4:44
22 九電工(大塚 祥平)4:44
23 大塚製薬(國行 麗生)5:25
24 トーエネック(中西 亮貴)5:27
25 住友電工(岩見 秀哉)5:34
26 愛三工業(富安 央)5:35
27 大阪ガス(辻村 公佑)5:44
28 愛知製鋼(佐々木 守)6:30
29 埼玉医科大学G(畝 歩夢)6:51
30 NTN(齋田 直輝)7:46
31 JFEスチール(斉藤 翔太)7:58
32 コモディイイダ(黒田 雄紀)8:29
33 中央発條(瀬戸 祐希)9:27
34 西鉄(久保 和馬)10:48
35 戸上電機製作所(金丸 逸樹)10:48
36 YKK(細森 大輔)11:11
※写真はHondaの青木選手