2023年最初の日本一決定戦、ニューイヤー駅伝が1日、群馬県で行われ、全国から集まった全36チーム(安川電機が出場辞退)が頂点を目指しスタートを切った。群馬県庁駅前を発着地点とし、7区間全長100kmに渡る舞台で日本一を目指し、全身全霊想いを込めてタスキをつなぐ。
エース区間の4区。三菱重工は19年、20年の区間賞の井上大仁(29)が出走。先頭を走り続けた井上は残り5km手前から苦しそうな表情に。残り4km過ぎで連覇を狙うHondaの小山直城が追いつき伊勢崎中継所の時点で25秒あった差を逆転、トップで青木涼真(25)にタスキをつないだ。

4区は最長22.4kmのエース区間。三菱重工は19年、20年の区間賞の井上大仁(29)が出走、5km地点では2位・SUBARUの照井明人(28)に13秒の差をつけ独走状態に。照井はペースが上がらずトヨタ自動車の西山雄介(28)に捉えられてしまい、順位を落としていく。一方、大迫傑(31、Nike)から7位でタスキを受けたGMOインターネットグループの吉田祐也(25)が快走をみせ10km地点で2位の西山を捉えた。中間地点の11km過ぎではHondaの小山直城(26)、8位でタスキを受けた富士通・横手健(29)が2位集団に加わった。先頭を走り続ける井上は残り5km手前から苦しそうな表情に。残り4km過ぎで連覇を狙うHondaの小山が追いつき25秒あった差を逆転した。終盤はエース同士が粘りの走りをみせた。残り2.5kmから小山が井上との差を広げはじめ、そのまま逃げ切り2連覇に向けトップで青木涼真(25)にタスキをつないだ。
区間賞は18位でタスキを受け10人抜きの快走を見せた池田 耀平(24、Kao)。池田は「粘り切れて区間賞とれて嬉しい」と笑顔を見せた。
前回区間新の黒崎播磨の細谷恭平(27)は区間2位の走りをみせ、順位を7位に上げた。

■4区(22.4km)伊勢崎市役所~太田市役所
★区間賞 池田 耀平(Kao)1時間04分04秒

※左から通過順位、チーム名(選手)、トップとの差
1 Honda(小山 直城)0:00
2 三菱重工(井上 大仁)0:12
3 トヨタ自動車(西山 雄介)0:12
4 GMOインターネットグループ(吉田 祐也)0:17
5 SGホールディングス(湯澤 舜)0:23
6 富士通(横手 健)0:27 
7 黒崎播磨(細谷 恭平)0:33 
8 Kao(池田 耀平)0:37
9 SUBARU(照井 明人)1:24
10 中電工(相葉 直紀)1:30
11 トヨタ自動車九州(大津 顕杜)1:34
12 中国電力(岡本 直己)1:35 
13 トヨタ紡織(聞谷 賢人)1:39
14 ヤクルト(中村 大聖)1:40
15 旭化成(旭化成)1:42
16 日立物流(栃木 渡)1:49
17 JR東日本(作田 直也)2:16
18 マツダ(延藤 潤)2:16 
19 サンベルクス(岡本 雄大)2:35
20 NTT西日本(小松 巧弥)2:39
21 コニカミノルタ(宮下 隼人)3:19
22 九電工(赤﨑 暁)3:21
23 大塚製薬(橋本 尚斗)3:22
24 トーエネック(難波 天)3:35
25 住友電工(住友電工)3:35
26 愛三工業(鈴木 洋平)3:43 
27 大阪ガス(西 研人)4:01
28 埼玉医科大学G(内田 健太)4:09
29 愛知製鋼(秋山 清仁)4:10
30 中央発條(吉岡 幸輝)5:24
31 NTN(辻野 恭哉)5:25
32 JFEスチール(堤 悠生)6:04
33 コモディイイダ(稲田 翔威)6:24
34 西鉄(津田 将希)6:42
35 戸上電機製作所(三代 和弥)8:38
36 YKK(森山 真伍)9:12