あえて「受話器」が付いた理由

▼大川村役場 総務課 川村晃召 主幹
「高齢の方はタブレット端末に慣れておらず、テレビ電話の方が電話という形で使いやすい・慣れている方も多いと思うので、そういった点で、テレビ電話は高齢の方に安心して使える端末なのではないかと思います」

災害時に重要となる役場と住民の「双方向のコミュニケーション」が、「デジタル技術」で実現する可能性を秘めていますが、地盤工学の専門家で防災に精通する高知大学の原忠教授は「デジタルには落とし穴もあり、時にはアナログも必要だ」という見解を示しています。

▼高知大学 原忠 教授
「非常に単純なシステムで、しかもわかりやすく作られていて、先進的だと思います。ただ『デジタル』というのは1つ落とし穴があって、『停電』になってしまうとこういうものが使えなくなります。また、これに慣れているからこそのデメリットもありますので、やっぱり『アナログ』も少しは考えておいた方が、個人的にはいいかなと思います」

「デジタル」に頼り切るのではなく、時には「アナログ」もうまく使いながら、双方を連動させてより早く正確な支援を受ける“術”を、「支援する側」の行政に任せっぱなしにするのではなく、「支援を受ける側」の私たち住民も身につけていく必要があります。

あなたの街では、身の回りでは、どのような「防災DX」が進んでいますか?

【前編】を読む
避難所の受付で「Suicaタッチ」能登でも導入、マイナカード・交通系ICカードで変わる災害時の支援・避難所運営【防災DX 前編】

(2025年3月7日放送 テレビ高知 防災特別番組『つなぐ、つながる からふるSP 防災アップデート』より)