ロシアが制圧し、支配を続けるウクライナ南東部の港湾都市マリウポリで、多くの市民が犠牲になったとされる劇場をロシア側が解体していることがわかりました。
今年3月、ロシア軍がマリウポリ制圧に向け攻勢を強める中、子どもを含む多くの市民が避難していたとみられる劇場が攻撃され、300人以上が死亡した可能性が伝えられています。
ウクライナのマリウポリ市長顧問、アンドリュシェンコ氏はSNSに、空爆で破壊された劇場をロシア側が重機で解体しているとする動画を相次いで投稿。
「劇場の解体はウクライナの人々を殺害した証拠を永久に隠そうとする試みだ」と非難し、ロシア側が劇場の正面はそのまま残し、「マリウポリの人々の骨の上に新たな劇場をつくろうとしている」と指摘しました。
ロイター通信も24日、現地でロシア側当局が劇場の後ろ半分を取り壊し、がれきの撤去を進めているのを確認したとしています。
AP通信によりますと、劇場の解体は22日に始まり、現在、マリウポリではロシア軍の爆撃を受けた建物が1日1棟以上のペースで取り壊されているということです。
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