フランス・マクロン大統領の発言の背景に何が…専門家が語る

核問題に詳しい共同通信編集委員の太田昌克さんは、マクロン大統領の発言の背景には、ヨーロッパのアメリカに対する疑念があると指摘します。

共同通信編集委員 太田昌克さん

共同通信編集委員 太田昌克さん
「やはりトランプ大統領が欧州への防衛のコミットメント、NATOにもとづいて欧州を防衛するんだ、こういった従来、アメリカの大統領が示してきた欧州防衛の意思に対して、欧州が疑念を持っている。トランプ大統領の米国第一主義によって、アメリカの欧州防衛のコミットメントが弱まっていることに対する懸念ですよね」

その上で太田さんは、ヨーロッパに限らず世界的に核軍縮ではなく核軍拡へと進むことを懸念しています。

共同通信編集委員 太田昌克さん
「フランスは核兵器をこれから増産する、さらに己の核抑止力を他の欧州諸国に広げる、そういった選択肢を示していますから、これが核不拡散条約、NPT体制にマイナスの影響を与えていく懸念。これから核軍縮ではなくて核軍拡に進むのではないかという懸念、そういったものを抱いています」